新型コロナウイルス後遺症外来
新型コロナウイルス後遺症外来
新型コロナウイルス感染症
後遺症の定義
新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染性がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、新たに症状が出現したりするなど、発症から4週間以上経過しても、後遺症として様々な症状がみられる場合がありWHO(世界保健機構)では「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの(通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。)」と、後遺症(post COVID-19 condition)について定義しています。
後遺症の定義 詳細ページ
後遺症の主な症状
時間の経過とともに徐々に改善することが多いとされていますが、時には半年以上続くこともあり、後遺症と見られる主な症状は、下記のようなものが報告されています。
- 疲労感
- 倦怠感
- 関節痛
- 筋肉痛
- 咳
- 喀痰
- 息切れ
- 胸痛
- 脱毛
- 記憶障害
- 集中力低下
- 不眠
- 頭痛
- 抑うつ
- 嗅覚障害
- 味覚障害
- 動悸
- 下痢
- 腹痛
- 睡眠障害
- 筋力低下
- など
※参照:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(第3.0版)
後遺症の原因
新型コロナ後遺症の核心は
「胃腸機能障害」
新型コロナ後遺症症状の原因については、複合的な要因が指摘されていて現時点では不明とされていますが、伝統医学的な視点から見れば、「胃腸機能の低下(消化力低下)」が関係していることは明らかです。しかしながら、それを指摘する声は少ないのが現状です。また、後遺症発症には、新型コロナに罹患する前の体調も大きく関係しています。このため新型コロナ後遺症治療には伝統医学的視点を含めた多面的なアプローチが必要です。
当院では、新型コロナに罹患する前の状態を含め、来院された方それぞれの原因を紐解き、適切な治療とアドバイスを提供しています。その結果、受診された方々は個々の状態にもよりますが、2週間から2ヶ月程度の期間で回復されています。新型コロナ感染症後の後遺症治療がうまく行っていない方がおられましたら、当院にご相談ください。
なお、当院での「新型コロナ後遺症の治療」について、記の院長ブログおよび日本語論文を公開しております。詳しくお知りになりたい方はご一読ください。
院長ブログ・日本語論文
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