Vol.37 砂糖と果物は、、(昔も今も)|泉州統合クリニック|高石市 漢方内科・婦人科・心療内科・精神科・内科・専門外来(ヨガ・食養生・鍼灸・アーユルヴェーダ)

院長ブログ

Vol.37 砂糖と果物は、、(昔も今も)

2023年01月06日

砂糖は薬

 

砂糖は薬です。草木は根や果実に薬用成分を溜め込むので果実も薬。薬は薬効を理解して使わなくてはなりません。甘い物を食べると頬が緩みますね。なぜでしょうか。人によっては、多幸感が湧いてきて頭もしびれますね。甘味は少ない量を適切に使えば、痛みを和らげ(心身両面において)筋肉の緊張・体の硬さを緩めてくれます。このような薬効があるものだから、その魔力に取り憑かれると離れられなくなるのですね。身体的・精神的痛みを心身のどこかに抱えている人ほど、この魔力に取り憑かれやすく、「砂糖大好き!」人間になってしまいます。スイーツ好きの人は、一度、冷静に自分自身に向き合ってみることをお薦めします。砂糖の背後に隠れているものは、、、自分自身の中にある「痛み」・「苦痛」であったり、「苛立ち」「怒り」「悲しみ」であったりする事に気がつくかも知れません。砂糖=ドラッグという視点で世の中を眺めてみると、スーパー、コンビニ、あらゆる所に砂糖が溢れている状況は、悪夢以外の何物でもないかも知れませんね。

昔も今も

昭和14年の雑誌の記事に砂糖と果物の話が書いてあります。この記事を書いた人もやはり同じ危機感を持っておられたようです。「砂糖」という合法ドラッグの濫用から身を守ることは、今の社会にとって大切な事ではないでしょうかね。薬は必要な時に必要最小限摂取するものです。お砂糖も果物も普段は控えて、必要な時に少量、有り難くいただくことは、有益です。薬物の適正利用を心掛けましょうね。

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