院長ブログ
(番外編) 寒い冬には温灸を
2021年12月01日
Vol.9に「寒さ」と「痛み」・「抑鬱」の関係について説明しましたが、大事なポイントは「冷え」です。足湯はとても有効な方法ですが、お風呂にお湯を張らねばなりませんね。一日に何度も足湯をする事は現実的には難しいと思います。そんな時に、「温灸」があります。この温灸は、「玄米」「ぬか」「荒塩」を布袋に入れて作ります。目の細かいしっかりとした布を用意して袋をつくり、配合した温熱剤を袋に入れてミシンですき間無く縫えば完成。もし、布を用意してミシンで縫うのが大変な方は、下記にて販売もしています。(福祉作業所にて製作をしていまして、ご購入頂ければ、社会福祉貢献にもなります。中に使っている玄米、ぬかは長野県上田市武石の小林一朗さんが心を込めてつくって下さったお米です。よろしければお買い求め頂ければ幸いです。)
販売は「社会福祉法人江古田明和会 かもん」
購入する場合は少し長めの「3連」を購入することをお勧めします。首にかけられるようになるので便利です。
さて、自作するか購入するかして手に入れた「温灸」ですが、電子レンジで約1分30秒〜40秒ほど温めます。そして、まずは、自分で冷えていると思うところ、あてて気持良い場所にあてて温めて下さい。通常、20~30分は温かさが保たれますが、自分自身が冷えていると体が熱を吸いますので、早く冷えます。足元が冷えて内臓が冷えている症状が出ている方は、内股〜お臍にかけて温めて下さい。外に出るときに、首もとが冷えることで頭痛することがありますが、首に巻いて上からマフラーをしていくのも良いですね。一日1~2回程度の使用ならワンシーズン持ちますが、頻度があがるとだんだん暖まり方が減ってきますので、その時には中身を交換して下さいね。
私も、冬は温灸が手放せません。是非、こういった道具も使いながら冬を乗りきって下さい。